みなさん、こんにちは。VERAです。
今回は、声優になるための発声方法をご紹介します。
といっても、結論から言ってしまえば、本人がどんな発声方法得をしていたとしても、
キチンと声が前に飛んで、マイクに入れば良いのです。
発声で一番大事なこと
何よりも大切なのは、客観性です。
例えば、自分が腹式呼吸をしているつもりで、声が出ていると感じても、
講師の方や、現場の音響さんが「NG」と言えば、それは「NG」。
逆に、自分的にはイマイチな発声と思っていても、
講師の方や、現場のスタッフ、監督が「OK」と言えば、「OK」なのです。
そこで、「自分的には納得できないので、もう一度!」と言うのはご法度です!
ともあれ、一般的に良いと言われている発声方法を学んでおけば、
大きく期待から外れる事はありませんので、ご紹介します。
発声練習の準備
用意する物
・日本語アクセント辞典(言葉の正しいイントネーションや、鼻濁音、無声音を調べる際に使用します。
アップルストアーなどでは、アクセント辞典という無料のアプリが散見されますが、
表記が間違っている等不備が多いので、必ず購入しましょう。
本来五千円以上するものが、タダになるなんて、ウマイ話はありません!)
・発声練習の教材(筆者のお勧めは、声を出して読む日本語の本(塩原新次郎著)です)
・水(お砂糖の入っている飲み物は、口の中を粘つかせ、
お茶の類は喉の水分を流してしまいます。シンプルに水がベストです)
・ボイスレコーダー
発声練習方法
まず、あなたは、歌が得意でしょうか?
もし音痴で苦手な方がいたら、その人は独学で技術を身に着けるのは100%無理です。
イントネーションの矯正には、音の高低を耳で聞いて、
瞬時に自分の発している音とどう違うか判断し、修正する能力が必要だからです。
お手本の音と、自分の音の違いが分からないのに、
紙に書かれたアクセント記号を見ただけで勉強しろと言われても、無理だと思いませんか?
この場合、良い先生を探し、その下で勉強をするべきです。
そして、滑舌練習は、一人でも出来る! と思っている方が多いと思いますが、落とし穴があります。
それは「無声音」の存在。
無声音とは、母音を発音しない事ですが、関西方面の人はこれが中々習得出来ないのです。
例えば、「~です」の発声。
標準語では「des」と発声するのに対して、関西方面の方は「desu」と発声してしまうのです。
違いが分かるでしょうか?
発声練習をする場所
人に迷惑の掛からない場所なら、何処でも構いません。
広い公園、自宅、河原など。恥ずかしいから練習しない……なんて甘えた事は言わないでくださいね。
ただし、マナーを守り、大声が禁止されている所で叫んだりはしないように。
カラオケボックスのシダックスでは、月額一万円で部屋を何時間でも使う事が出来ます。
カラオケの機材は使えませんが、発声練習をするには十分です。
また、市の公共施設でも、会議室などを安く借りる事が出来ますので、
練習場所が無くて困っている方は、是非頼ってみてください。
ただし、いくら大声を出しても良いからと言って、海辺で発声練習をするのは止めましょう。
潮風で喉を痛めます。
まとめ
発声練習をした先の目標を、「日常生活ではきはきとした喋り方をする」とした場合は、独学でも十分です。
しかし、「声優や役者になる」ためには、やはり先生に教わるべきです。
イントネーションや滑舌、腹式の発声はあくまでスタートラインです。
ここが出来ていないと、表現の勉強を幾らしたところで、オーディションに落ちます。
出来て当然の事。
だけれど、一番退屈で、難しい事でもあります。
自分の間違いに気付く事、続けて行くためにも、養成所や専門学校に通う事をお勧めします。
正しい練習方法を身につけたら、あとは鬼の様に、ひたすら練習! 練習! 練習! です。
声量を上げるためには、常に自分の限界の声量で練習する必要がありますし、
嫌でも、泣きたくても、出来ない所ほど、何度も繰り返す必要があります。
一番必要なのは、くじけぬ強い心です。
途中で投げ出さず、堅実に練習を重ねてください。