興福寺の阿修羅像が2018年に公開が再開されます!
近鉄奈良駅から国道沿いにある歩道には人懐っこい鹿の群れが。
その間をぬけると壮大な興福寺が見えてきます。
国宝館の耐震改修工事終了に伴い、2018年1月から再び国宝館の寺堂を拝観可能になりました。
女性に大人気の「阿修羅像」をはじめ、国宝館の本尊・千手観音が真近にみることができます。
興福寺国宝館の見所は?
拝観料は900円。100円足すとオリジナルパンフレットがもらえます。
100体を超える日本一の仏像所蔵件数は見どころ満載!
興福寺国宝館の「阿修羅像」は仏像界の羽生弓弦?
さて、国宝館の目玉と言えば、「阿修羅像」ですが、これは「八部衆像」の中のひとつです。
八部衆とはインドで古くから信仰されてきた異教の八つの紙を集めて、仏教の守護神の役目を持ちます。
なぜ仏教に取り入れられたのかは諸説あり、複雑なためにめいかくにはわかっていません。
が、逆にその畏敬な姿形はそれぞれの異教の神のまま今に引き継がれ敬われているのです。
八部衆の名は「五部浄(ごぶじょう)・沙羯羅(さから)・鳩槃荼(くばんだ)・阿修羅・乾闥婆(けんだつば)・迦楼羅(かるら)・緊那羅(きんなら)・畢婆迦羅(ひばから)」です。
守護神としての性格上阿修羅をのぞいて武装しています。みなそれぞれに個性的な表情をしています。
興福寺国宝館圧巻5メートルの巨大な「千手観音像」
正式には木造千手観音菩薩立像(もくぞうせんじゅかんのんぼさつりゅうぞう)と言います。
千は無数を意味し、あらゆる方法で人々を救う観音菩薩の慈悲を象徴しています。
5メートルにも及ぶ鎌倉時代再興期の食堂(じきどう)本尊です。
11個の仏面と合掌手と宝鉢手以外の脇手38手を持ちます。作られたのは1217年奈良の仏師、成朝が任命されましたが変更となり別の仏師の手によって完成されました。
巨大な立像をささえるその絶妙なバランスは賞賛に値します。
興福寺国宝館災害を切り抜けた「仏頭」(釈迦如来像頭部)
像の中に「西金堂釈迦」とあるため1189年ごろに造られた西金堂本尊丈六釈迦如来像の頭部で同じく仏手も残されています。仏師運慶の作として知られ、引き締まった目鼻立ちと伸びのある掘り目が特徴。
興福寺国宝館個性豊かな守護神「板彫十二神将立像」
薬師如来の守護神で、武装し仏敵をおどし人に宿る悪心を怒っているのです。
仏教の発祥地インドで古くから信仰されてきた鬼霊や辺境・異境の王朝民族を神格化して仏教に取り入れ守護神としました。薬師如来の12の誓願にちなみそれぞれに頭上に
干支をつけています。
隣の東金堂には躍動感あふれる木造立像姿を見ることができます。
「もちいど商店街と奈良まちで舌鼓」
近鉄奈良駅を出てすぐに行基さんにお手合わせ。
奈良の待ち合わせスポットになっています。
東大寺の大仏を建立した偉いお坊さんです。
その偉業をたたえ昭和45年に近鉄奈良駅の前に行基像が建てられたそうです。
行基さんは東大寺の大仏に向かってたっているのです。
もちいど商店街にある『うどん亭』さんには名物「大仏のしりもち」というおうどんがあります。
見た目はポタージュスープみたいに見えますがベースは白みそっぽい。
柚子胡椒と肉みその薬味がついていて、小皿が2枚。
これは薬味によって味がちがうので、別のお皿を使ってくださいとのこと。
肉味噌がコクがあっておいしかったです。
リーズナブルな定食やさん『一条』さんは天ぷら定食がこれで1000円でおつりが来ます!
さらにコーヒー付き!夜は居酒屋だけあって味は抜群!
まとめ
商店街を抜けると路地裏にたたずむ町屋カフェ
町屋を改造した趣のあるカフェや、まるごとワークショップに開放しているところなど
雑貨屋さんもあって楽しめます。
旅番組のロケなんかに遭遇できるかもしれませんよ!
ぜひ、足を運んでみてはいかがですか?