みなさんは「スケルトン」という競技をご存じですか?
スケルトンは1人乗りの小さなソリにうつ伏せになって、頭から滑っていく競技です。
2018年1月23日、平昌オリンピックにスケルトン女子の追加出場が決定。
そして日本代表選手として小口貴子さんが初出場されます。
氷の上を滑る競技はスケルトン以外にも2つあります。
仰向けで横になり足から滑るリュージュ競技。
やや大きめのソリに乗り、滑るボブスレー競技があります。
この3つの中でも、頭から滑るスケルトンは迫力があり印象に残りますね。
そしてスケルトンは氷を目の前にし、約130km/hのスピードで滑るので、とても怖そうです。
今回は平昌オリンピックで2月16、17日に開催されたスケルトン日本代表選手小口貴子さんを紹介します。
ぜひご覧ください。
小口貴子のプロフィール!
名前:小口 貴子(おぐち たかこ)
旧姓:大向
生年月日:1984年8月8日
年齢:33歳
出身地:石川県輪島市
身長:162cm
体重:64kg
所属:丸善食品工業
学歴:輪島市立松陵中学校、石川県立輪島高等学校、仙台大学
趣味:読書、睡眠
特技:料理
資格:保健体育教員免許、栄養士、栄養教諭免許、調理師免許
小口貴子さんが小さい頃は素潜りでタコを取ったり、中学生時代はテニス部、高校生では陸上部であったためウインタースポーツには全く縁がありませんでした。
19歳の時に宮城県の仙台大学に入学したことがきっかけで、ボブスレー・リュージュ・スケルトン部に勧誘されました。
その当時はスケルトン選手としてではなく、マネージャーとして選手を支えていました。
しかしマネージャーだった小口貴子さんに気持ちの変化がありました。
「夏の間トレーニングしていた選手が、冬になって初めてスパイラルを滑り降りる姿を見た時、自分も滑りたい、私にも出来るとおもっちゃったんです。そのスピード感!本当に早くてカッコよかった!」
と話されています。
確かにスケルトンはすごくかっこいい競技ですよね。
実際にスケルトン競技を動画でご覧ください。
これを目の前で見ると確かに滑りたくなるかもしれません。
そして小口貴子さんは選手意向をお願いし、大学2年生からトレーニングを開始しました。
しかし初めて長野市ボブスレーリュージュパークでスパイラルを滑走した際には恐怖心が大きく何も出来なかったようです。
スケルトンは時速100km以上あり、頭の位置は氷から30cm程しかないので絶対怖いですよね。
それから練習を積み重ねることで少しずつスピード感にも慣れ、コントールするのが楽しくなったと話されています。
2005年にはアメリカズカップに初参戦。
この大会では「体重が軽く、スタート時に押して走るスピードも、滑走技術も、英語力も足りない。海外の選手を見て何もかも足りないと実感させられた大会でした」と話しています。
2007年、選手を引退。選手をサポートする委託職員として長野市へ。
父親の病気が原因で現役選手を継続を諦めたようですね。
2008年、職場の仲間から「せっかくここにいるんだから、すべってみれば?また選手として大会に出ればいい。」と言われ小口貴子さんはもう一度世界への挑戦を決意。 現役復帰されました。
それからはスケルトン選手として様々な大会に出場しています。
2010年、全日本選手権2位。
2011年、ヨーロッパカップ9位。全日本チャレンジカップ優勝。
2012年4月、インターコンチネンタルカップ初出場。(長野県千曲市の丸善食品工業入社)
2013年、ワールドカップ初参戦。
2014年、全日本プッシュ選手権優勝
2017年、全日本選手権準優勝。
2018年、平昌オリンピック出場決定。
平昌オリンピック出場が決まり小口貴子さんは「急に出場が決まり驚きと喜びでいっぱいです。出場するからには応援してくれる方々のためにも全力で戦ってきます」や「目標は8位以内の入賞。中継を見て子供たちが自分をやってみたいと思えるような滑りが出来れば」と話していました。
そして小口貴子さんは平昌オリンピックに出場。
スケルトンは2日間で4回の滑走を行い、順位は4回の合計タイムで決まります。
1回戦53.82秒
2回戦53.41秒
3回戦53.62
4回戦53.11秒(自己タイムベスト)
少しずつタイムを上げましたが、上位との差を縮めることが出来ず20人中の19位という結果でした。
小口貴子さんは初の五輪出場を終え「悔しさでいっぱい。でも最後にベストタイムが出たのは自分を褒めてあげても良いなか」と話されました。
確かに上位入賞は出来ませんでしたが、オリンピックという舞台で自己ベストタイムが出せるのは本当にスゴイですよね。
小口貴子は結婚してる??
小口貴子さんは2015年6月結婚しています。
お相手の方は小口 貴久さんです。
現在は39歳で長野県出身のリュージュの元五輪代表のようです。
そんな2人のなれそめは残念ながら公開されていませんでした。
2007年に小口貴子さんが長野県に行った時に、信州大学大学院だった貴久さんと出会ったのがキッカケなのでしょうか?
小口貴子さんはとても美人な方なので、自慢の奥さんでしょうね。
まとめ
いかがでしょうか?
今回はスケルトン日本代表選手小口貴子さんについてご紹介しました。
今後の競技生活について「まずはお世話になった沢山の方々にお礼を言ってから、ゆっくり考えたい」と話されています。
また小口貴子さんを応援出来る機会があれば嬉しいですね。
これからもスケルトン競技を応援しています。